
PLASTIC-SURGERY
形成外科・皮膚科
にきび治療について
ニキビは「仕方ないもの」と思われがちですが、実は放っておくと跡が残ってしまうこともあります。
今では治療ガイドラインが整い、早めのケアがとても大切とされています。
当院では、患者さまの症状に合わせて治療を行っております。
主な治療方法
- 外用薬による治療が現行のスタンダードです。
過酸化ベンゾイル(べピオ)
アダパレン(ディフェリン)
→ニキビの原因となる毛穴のつまりや 炎症を抑える効果があります。 - 応急処置として局所注射(ケナコルト注射)
→赤く腫れて痛みを伴うニキビや、しこりのような硬いニキビに即効性が期待できます。
思春期のニキビも、大人のニキビも、悪化する前が重要です。
生活習慣やスキンケアのアドバイスも行っていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
青あざ(異所性蒙古斑・太田母斑)の治療について
異所性蒙古斑
赤ちゃんのおしりにできる青あざ、「蒙古斑」はご存じの方も多いかと思います。
通常のおしりの蒙古斑は、ほとんどが10歳ごろまでに自然に消えるとされています。
一方で、おしり以外の場所にできる「異所性蒙古斑」は、
自然に消えることもありますが、完全に消える可能性は高くないとされています。
💡異所性蒙古斑には、Qスイッチルビーレーザーなどのレーザー治療が有効です。
当院では「異所性蒙古斑外来」を設けており、
その日のうちに院内で対応できるケースのほか、
広範囲で全身麻酔が必要な場合も、大学病院と連携して治療を行う体制を整えております。
太田母斑
「太田母斑(おおたぼはん)」は、顔の片側(まれに両側)に現れる、点状の青あざです。
- 生後まもなく見られる「早発型」
- 思春期以降に現れる「遅発型」
の2つのタイプが知られています。
太田母斑は自然に消えることはほとんどなく、
こちらもQスイッチルビーレーザーによる治療が効果的です。
当院では、太田母斑の治療にも対応しており、
日帰りでの施術が可能な場合に加え、全身麻酔が必要なケースにも大学病院と連携し対応いたします。
※白目(強膜)が青みを帯びる場合もありますが、眼球への影響を考慮し、当院では白目部分へのレーザー照射は行っておりません。
使用機器について
当院では、Qスイッチ付ルビーレーザー「The Ruby Z1 Nexus」を使用しております。
あざの原因となるメラニン色素に反応し、肌への負担を抑えながら効果的に治療できる医療用レーザーです。
費用について
太田母斑・異所性蒙古斑のレーザー治療は保険適用となります。
※診察時に医師が診断を行い、保険適応の可否を判断いたします。
痛みに関して
レーザー照射時の痛みにご不安のある方には、麻酔クリームのご用意もございます(保険適応)。
小さなお子様でも、できるだけリラックスして治療を受けていただけるよう、痛みへの配慮を行っております。